業務内容

住む人のために図面を書いています。
だから二人三脚で仕事を進めていくのです。

設計士は、施工する会社や工務店のために図面を書いているのではありません。あくまでも、住む人のために図面を書いています。この感覚はとても大切なことだと思います。

そんな設計をするためには、住む人のライフスタイルやライフサイクルをヒアリングし、それに最も適したアドバイスをするところからはじめなければなりません。

そこで生活される方と設計士と施工業者の、全てがよい協力関係にないと、決して満足できる家をつくることはできないのです。


設計士の仕事は、
施工のための図面を書くだけと思ってはいませんか?

設計士は建て主と施工業者の間で、第三者的立場にあります。

現場における総監督の役割で、大なり小なり必ずおきる設計変更に対する対応とか、それにともなう施工費用の増減に対するの調整、材料の検査や、製品のチェック・・・等々、公平な立場で監理しています。


それでは簡単な仕事の流れをご紹介します。

お問い合わせから

家づくりに対する想いや要望、予算等の条件を話し合います。
家づくりの方向性を決めるために、とても大切な作業です。

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計画案の提示

いわゆるプレゼンテーションです。
私に設計監理業務を委託していただくかどうか、ここで判断していただきます。

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設計の依頼(契約)を受ける
  • 家族構成(年齢等これからのライフサイクル)
  • 住まいに対するイメージ、要望(洋風、和風、日当り、眺望等々)
  • 必要部屋数とその広さ
  • 部屋別必要諸設備
  • 収納について
  • 既存家具の扱いについて
  • 建設に関わる予算について

・・・などについて、より詳しいヒアリングを実施します。

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現地調査

建築基準法のほか、法的な制限される地域があります。
敷地いっぱいに家を建てるように依頼されても、法的にできない地域もたくさんあるのです。

建築基準法では、良好な住環境を保つために制限を取り決めた地域、商業・工業に適した地域・・・など、地域ごとに細かく指定しています。
その区分によって、建ペイ率や容積率、面積に対する制限や高さや日照に対する制限は様々なのです。

こういったことを調査するのも建築士の仕事です。

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詳細見積り提示

基本工事の客観的な検討をするために工事、材料、諸経費に対する単価、数量、仕様を書き出します。

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設計図作成

家の性能・機能・仕様を網羅した図面作成
例:木造2階建(建坪40程度)で40枚程度の図面を作成

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工事請負契約及び確認申請

施工者を決定し工事請負契約を結び建築確認申請をします。
見積りに基づいて仕様及び予算を調整するのも設計士の仕事です。

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着工・施工

地鎮祭

設計士の行う現場検査は、建築基準法で決められた中間検査だけではありません。
随時、チェックと打ち合わせが必要なため、工事の進行状況にそった監理業務を行います。
ドア、家具等発注物が間違いないか検査、承認もします。
細かな納まりや色決め・コーディネイト等に関しても流れの中で行っています。



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竣工検査

是正事項の手直しを指示します。

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完成引渡し

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入居

リフォーム

リフォームこそ設計を

リフォームをする場合は、工務店まかせにされる方が多いと思います。
しかし、リフォームの時こそ 設計事務所を通された方が良いと私は提案しています。


良い点1

リフォームには、単価があってないようなものです。また2社以上の見積もり合わせもなかなかできません。結局は工務店の言い値になってしまいます。
その点、設計事務所は、各材料の単価を知っているので、正当な価格で工事の監理ができます。予算を言って頂ければそれにあわせたリフォームができます。

良い点2

リフォームする部分としない部分とが出てきますが、しない部分の見え方を考えながら、新しいところの工事を考えます。ちぐはぐにならないように、美しくします。
また、私は、お客さんから言われたこと以上に、美しくまた機能的になるよう提案しながら設計を進めていきますので、思われている以上のことができるでしょう。