相見積もりによる見積り比較の実例

実際に工務店4社に取った見積もりです。
ご参考にしてください。


木造2階建て

1階 45.54㎡
2階 48.85㎡
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延床面積 94.39㎡ (28.55坪)
ロフト 17.83㎡
バルコニー 7.45㎡
ポーチ 3.31㎡
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施工床面積 122.98㎡ (37.20坪)
項目 A工務店 B工務店 C工務店 D工務店
仮設工事 466,730 542,000 333,500 488,750
基礎工事 787,655 770,000 1,050,850 952,770
木工事 5,038,000 6,317,000 4,825,960 5,673,572
板金工事 1,714,394 1,500,000 2,532,693 1,388,614
金属建具工事 412,500 534,000 561,000 469,180
木製建具工事 870,000 642,000 658,000 634,400
内装工事 344,575 547,000 322,344 474,420
塗装工事 414,040 417,000 116,000 277,580
住設機器 425,811 756,000 697,000 521,925
家具工事 450,000 180,000 270,000 411,000
雑工事 606782 255,000 1,426,000 1,711,900
電気設備工事 594,302 1,001,000 949,000 917,626
給排水設備工事 850,135 827,600 870,000 1,046,510
建築本体 合計 12,974,924 14,288,600 14,612,349 14,968,247
杭工事 1,584,000 1,660,000 1,864,700 1,632,250
エアコン工事 290,000 90,000 200,000 288,000
総合計 14,848,924 16,038,600 16,677,049 16,888,497
トップ 2番 3番 4番
差額 1,189,676 1,828,125 2,039,573

各項目では安かったり高かったりするものですが、TOTALではA工務店が一番安くなりました。
一番安いA工務店との差額は110万円から200万円です。
1480万円に対してこの差額って大きくないですか?
同じ図面、同じ仕様でこれだけ差がつくのです。
最初からA工務店だけにお願いすればいいと、思われるかも知れませんが、いつもA工務店が安いわけではありません。
いくつかの現場で相見積もりを取っていますが、B工務店、C工務店も一番安かった事のある工務店です。

坪単価のカラクリの実例

坪単価は各工務店で表示の仕方が違います。
皆さん、表示の坪単価が安いから、建物か安く出来ると思っているのでしょうが、それは間違いです。
私たち設計事務所は総合計延べ床面積で割ったものを言うことが多いですが、ローコストを売りにしている工務店は建築本体合計施工床面積で割ったものを表示しています。
つまり、杭工事、エアコン工事、照明器具、屋外給排水などをのぞいた金額です。
具体的に数字で表すと(A工務店の場合)
総合計/延べ床面積の坪単価は、   52.0万円/坪(14,848,924円÷28.55坪)
建築本体合計/施工床の坪単価は、  34.8万円/坪(12,974,924円÷37.20坪)
このように17.2万円も違います。
ローコスト工務店が坪34.8万でできますよ、といっているのは、私たち設計事務所が坪52万でできます、というのと同じ事なのです。
どこまで入っているかは、詳しく聞かないと判りません。
詳しく聞いても、簡単にわからないのが、坪単価なのです。
そんなに、いい加減な坪単価に惑わされないようにしてください。
VANX1級建築士事務所はTOTALの予算で、提案します。